ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


でもこんな所で諦めてちゃ駄目だ!


「今、肉まんとかさ!

ホクホクで売り出してるかもよ」

そう強く言うと


「毎年そうじゃん」

バッサリと的確なことを言われてしまい、作戦が使えなくなった。


「じゃ……じゃあ!」


もうこれしかない。最終手段だ!


「暇な日とかってあります?」

そう、素直に言うこと。

もう、これしか私には残ってない。


しかし……

「暇な日?無いね。

僕は毎日本を読むので忙しいし、それに……」


「分かった!分かったよ橋本くん!」

次に何が言いたいか分かったよ……。

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