ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜
「ねぇ、ねぇ!
みんなでハロウィンパーティしようよ!」
このめんどくさい提案の返事に対しても
断る理由を探さなくなった。
その他にだって
「ん~!終わらないよ~!」
「笠本さんトロくさい。僕がやるから他の事してて」
なんて、自分のためにならない事を進んでやってみたり
気付けば僕は、こんなことをして
僕らしくない自分がいることを
どこかで楽しんでいたんだと思うんだ。
こんな気持ちになったのは……
きっと、いや絶対、
彼女のせいだ。
「橋本さん、橋本さん?」