ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


壊れても、何度も直して付け続けていた彼女は

本当に可愛いと思う。


「それは、買おうか買わないか

すごい迷って決めた僕らしくないプレゼントだった」


そこで、僕はポケットに入ってるものを取り出した。


卒業後、教授の助手の仕事を任された時から

僕はすぐに買いに行ってずっと持っていたものがある。


教授の助手なら仕事はいくらでも与えてもらえる。

経済面は問題ない。


「今度は一度も迷わなかったんだ。」


机に置かれた小さな箱をパカッと開けると

キラキラと小さなリングが光った。


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