ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


「結花~良かったねぇ」


ニヤニヤしながら言ってくる美羽ちゃんに

私もつられて頬が緩む。

なんか、無性に橋本くんに会いたくなって来ちゃった。

すると、それを察してくれたのか美羽ちゃんは言った


「会いに行けば?

屋上にいるんでしょ?」


「うん!行ってくる!」

私は教室を出て屋上へ走った。


ーー
ーーー

ガチャ

屋上のドアをあけると本を読んでいる橋本くん

かと思いきや、橋本くんは地べたに寝転んでいた。


珍しい……。

私が上から顔をのぞき込むと

橋本くんはあからさまに不機嫌な顔した。


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