ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜
部室の前に着くと、もう既に竜介は来ていて
「話ってなに?」
私は早めに終わらせようと思った。
すると、
「橋本の事。」
竜介は部室のベンチに腰掛けてそう言った。
またその話か……。
「お前本気なのか?」
「だから本気だって言ってるじゃん!
それに竜介には関係ないでしょ
誰と付き合うなんて私の勝手なんだから!」
私がそう言って帰ろうとすると竜介は私の手を掴み、それを阻止する。
「勝手じゃねぇよ。
俺、お前の事ずっと前から好きなんだよ」
え……?
いつもとは違う真剣な竜介の表情。