ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


部室の前に着くと、もう既に竜介は来ていて

「話ってなに?」

私は早めに終わらせようと思った。

すると、

「橋本の事。」

竜介は部室のベンチに腰掛けてそう言った。

またその話か……。


「お前本気なのか?」

「だから本気だって言ってるじゃん!

それに竜介には関係ないでしょ

誰と付き合うなんて私の勝手なんだから!」

私がそう言って帰ろうとすると竜介は私の手を掴み、それを阻止する。


「勝手じゃねぇよ。

俺、お前の事ずっと前から好きなんだよ」

え……?
いつもとは違う真剣な竜介の表情。










< 76 / 323 >

この作品をシェア

pagetop