ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


「天川くん、ちょっといいかな?」

すると、放課後に憎きあいつが話かけて来た。

なるほどな。

これで決着つけてやるよ。


人がいない体育館裏に促され、黙って俺を見る橋本。

なんだよ、ケンカでもしようってか?

だったら受けてたってやるよ。


こんな本ばっかり読んでる奴に負ける気しねーし。

すると、橋本は


「そんな構えなくていいよ

ケンカするつもりじゃないから」

バカにした様に言った。


「だろーな!お前じゃ俺には勝てないだろうし」

そうやってバカにしたことを嘲笑ってやるとあいつはくすくすと笑い出した。


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