ずっと一緒に...?





「遅い!」

「ごめん!
つい身だしなみ整えるのに
時間かかっちゃった。(笑)」

「優理香はいつも時間に
ルーズすぎなんだよ。俺だから
このくらいで済むんだからな。」

「はーい。ごめんね!」

「反省したならよし。」


そう言ってニカッと笑って
頭を撫でる大貴が
あたしはほんとに大好き。


大貴はいつもあたしのちょっと
だらしない所も許してくれる。
甘やかしすぎかもだけどね。




「どこ行く?」

「んー。どこでも!」

「出た。(笑)
なら最初よく行ってた
公園、久々に行かない?」



最近運転免許を取った大貴は
車で迎えに来てくれるように
なった。
助手席から見る大貴が少し
大人に見える。


来週福岡に引っ越したら
しばらくは見れないんだなー。



「優理香?どした?」





「こうやっていつもみたいに
簡単には会えなくなるなーって。」




「んー。そうだね。
でも休みの日は俺そっちに
会いに行くから。」





「え、大丈夫なの??」


「任せろ!」




そう言ってまた優しい笑顔を見せる。




















< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop