あたしの証【完結】
「…あかり」
「ん?」
ゆうやは真っ直ぐ前を見据えながら言った。
「咲夜にしない…?」
「…は?」
「咲夜なら絶対あかりのこと大事にしてくれる。
あかりはなつきを好きかもしれないけど。
だから、こんなこと言うのおかしいけど…
俺、あかりには幸せになってもらいたいんだ。
今のままなつきを思っても、あかりは幸せになれない。
わかってるだろ?」
「……」
その言葉に胸が苦しくなる。
わかってた。
痛いほど。
今のままじゃあたしは幸せにはなれないこと。
でもね。
でも。
ゆうや。
あたしは。
なつきを好きになれたことが幸せなの。
今まで好きってことがわからなかったあたしが。
なつきをここまで好きになれたの。
それがあたしには幸せなの。
だから、これからもずっと。
あたしは切ない幸せを貫いていくの。
「ん?」
ゆうやは真っ直ぐ前を見据えながら言った。
「咲夜にしない…?」
「…は?」
「咲夜なら絶対あかりのこと大事にしてくれる。
あかりはなつきを好きかもしれないけど。
だから、こんなこと言うのおかしいけど…
俺、あかりには幸せになってもらいたいんだ。
今のままなつきを思っても、あかりは幸せになれない。
わかってるだろ?」
「……」
その言葉に胸が苦しくなる。
わかってた。
痛いほど。
今のままじゃあたしは幸せにはなれないこと。
でもね。
でも。
ゆうや。
あたしは。
なつきを好きになれたことが幸せなの。
今まで好きってことがわからなかったあたしが。
なつきをここまで好きになれたの。
それがあたしには幸せなの。
だから、これからもずっと。
あたしは切ない幸せを貫いていくの。