あたしの証【完結】
無理を言ってあたしは一日ゆうやの側に居させてもらった。
病院側はあたしを恋人だと勘違いしてるみたいだったから。
りなさんは苦しそうだったけど、面会時間ギリギリまでいてあたしに任せたって言って帰って行った。
また明日来るねと、付け加えて。




あたしはただ、ゆうやを見つめていた。



月明りだけがゆうやを照らす。





眠気なんかなかった。
あたしはゆうやの顔が見たかった。


あたしの大事な人。
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