あたしの証【完結】


A.K









その下にはしっかりとあの花が咲いていた。






あたしと同じ、真っ赤な薔薇。
別の場所には相反するような赤黒い薔薇。





あたしとなつきにしかわからない、そのタトゥーの意味。


だけど、それを口外することはきっとこれからの未来ないだろう。
誰かに話す意味もなかったから。


あたしとなつきがわかってればいいんだ。

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