Bloom ─ブルーム─
「昨日、変な恋バナ、しちゃってごめんね。ついでに情けない奴でごめん。
後、送ってくれてありがとう。俺を1人にしない為だったんでしょ?助かったよ」
「私、思ったんですけど、メモリー消しても、昨日の着信残ってたら彼女の番号わかりますよね。
それで、それを消しても健さんが番号知ってるかもしれないし。
もし知らなくても、長谷川先輩の記憶の中にインプットされてるかもしれないし、ナナさんを知ってるこの学校の生徒を探したらわかるかもしれないし。
それで、あの、また余計なこと話しちゃいそうだから、止めてください」
何を言ってるの、私。
昨日のことは思い出したくなかったのに。
送ってくれてありがとうだなんて。
助かったよなんて。
髪可愛いねなんて。
動揺させることばかり言うんだもん。
何か話さなきゃって思ったら、昨日からずっと考えてた事が口からこぼれ落ちて止まらなくなった。
「着信も、消した。番号は記憶してないよ。健に聞くこともないし、他の誰かに聞くつもりもないから」
「あ、あー、そうか、そうですか、それは良かった。良かったって、別に私には関係ないんですけど」
後、送ってくれてありがとう。俺を1人にしない為だったんでしょ?助かったよ」
「私、思ったんですけど、メモリー消しても、昨日の着信残ってたら彼女の番号わかりますよね。
それで、それを消しても健さんが番号知ってるかもしれないし。
もし知らなくても、長谷川先輩の記憶の中にインプットされてるかもしれないし、ナナさんを知ってるこの学校の生徒を探したらわかるかもしれないし。
それで、あの、また余計なこと話しちゃいそうだから、止めてください」
何を言ってるの、私。
昨日のことは思い出したくなかったのに。
送ってくれてありがとうだなんて。
助かったよなんて。
髪可愛いねなんて。
動揺させることばかり言うんだもん。
何か話さなきゃって思ったら、昨日からずっと考えてた事が口からこぼれ落ちて止まらなくなった。
「着信も、消した。番号は記憶してないよ。健に聞くこともないし、他の誰かに聞くつもりもないから」
「あ、あー、そうか、そうですか、それは良かった。良かったって、別に私には関係ないんですけど」