Bloom ─ブルーム─
「はあぁぁぁっっっ!?」
学祭後の休日明け初日、それは私のすっとんきょうな叫び声から始まった。
「友里亜、ちょっと待って、ちゃんと現実見てよ?自分が何したかわかってる?」
「うん。わかってるよ」
だって、あの後、体育館で直人の一世一代の大告白をこの子は無駄にしてしまったなんて言うんだもん。
叫ばずにはいられないよ!しかも
「私には山本先輩がいるから……」
だなんて!
「ちょ、ちょっと待って?友里亜、それでいいの?」
「うん。大丈夫。だから、里花、私の事なんか気にしないで、直人の事、頑張ってね」
一言一言噛み締めるように話す友里亜。
「まさか友里亜?あのステージでの私の告白、本気だったと思ってる?」
「え?違うの?」
はぁぁぁぁ~。
「もしかして、私の気持ちを考えて直人を振ったの?」
「……」
天然もここまで来れば、立派な記念物じゃないだろうか。
学祭後の休日明け初日、それは私のすっとんきょうな叫び声から始まった。
「友里亜、ちょっと待って、ちゃんと現実見てよ?自分が何したかわかってる?」
「うん。わかってるよ」
だって、あの後、体育館で直人の一世一代の大告白をこの子は無駄にしてしまったなんて言うんだもん。
叫ばずにはいられないよ!しかも
「私には山本先輩がいるから……」
だなんて!
「ちょ、ちょっと待って?友里亜、それでいいの?」
「うん。大丈夫。だから、里花、私の事なんか気にしないで、直人の事、頑張ってね」
一言一言噛み締めるように話す友里亜。
「まさか友里亜?あのステージでの私の告白、本気だったと思ってる?」
「え?違うの?」
はぁぁぁぁ~。
「もしかして、私の気持ちを考えて直人を振ったの?」
「……」
天然もここまで来れば、立派な記念物じゃないだろうか。