Bloom ─ブルーム─
「わっ!!」
「っぎぁぁぁっ!!!」
こっ、こっ、こいつ!
視線を向けた私に、襲いかかる振りをして大きな声で驚かせたかと思うと、私の予想以上の驚きっぷりにお腹を抱えて大笑いしてる。
「ブッハハハハハッ!腹いてー!」
「刺しますよ?」
私は手に持った針をちらつかせた。
「……す、すんません」
目を細めて針を持つ私に負けたのか、長谷川大樹は小さくなって謝った。
「わかればよろしい。じゃ、刺さないつもりだけど、刺さったらごめんなさい」
あんな子供じみたイタズラするなんて、この人何なんだ?いきなり脱ごうとするし、本当変な人。
私は彼のポケットを、これでもかってくらいに素早く縫い、足にギリギリ刺さるか刺さらないかくらいの針にびくびくする長谷川大樹をほくそえむ。
「はい、お食べ」
ラーメンが2丁、カウンターに置かれるのと、ポケットを縫い終えるのはほぼ同時だった。
「っぎぁぁぁっ!!!」
こっ、こっ、こいつ!
視線を向けた私に、襲いかかる振りをして大きな声で驚かせたかと思うと、私の予想以上の驚きっぷりにお腹を抱えて大笑いしてる。
「ブッハハハハハッ!腹いてー!」
「刺しますよ?」
私は手に持った針をちらつかせた。
「……す、すんません」
目を細めて針を持つ私に負けたのか、長谷川大樹は小さくなって謝った。
「わかればよろしい。じゃ、刺さないつもりだけど、刺さったらごめんなさい」
あんな子供じみたイタズラするなんて、この人何なんだ?いきなり脱ごうとするし、本当変な人。
私は彼のポケットを、これでもかってくらいに素早く縫い、足にギリギリ刺さるか刺さらないかくらいの針にびくびくする長谷川大樹をほくそえむ。
「はい、お食べ」
ラーメンが2丁、カウンターに置かれるのと、ポケットを縫い終えるのはほぼ同時だった。