〜題名の無い小説〜

そんなこんな、皆と仲良くなり、遊ぶメンバーも次第に変わってゆき、

一年が過ぎたころ・・・


僕はもう二年生だ。。。


1組しかないので、転校生が20人ぐらいこない限り、クラスが増える事はないのだ。。


したがって、クラス替えは当然無い。


恐らく、このメンバーで6年間過ごすのだ。


もうそろそろ絡むグループが決まってきたのだ。。。


1.ゆうじ、大樹、丹生、けんたろう、酒田、 (不良グループ)


2.もとや君、こうじ、松原、かっちゃん、大輔、けんぞう (真面目グループ)


3.里乃、里奈、ゆりの、まりな     (不良グループ)


4.彩香、なつみ、るか、さり、ちかちゃん       (真面目グループ)


5.渚、ゆりか (ずっと二人でいる孤立グループ)


この5つのグループに分かれていた。。。


僕はというと。。。。


決まってこのグループと仲良しという訳でもなく、

どこに入っても、誰とでも仲良くするタイプであった。

だから、給食を食べる時、それぞれのグループに

今日はこっちおいでー!と同時に誘われる人であった。

食べる人もシマを作っていたので、毎日順番に回って入っては食べていた。

つまり、皆と仲良しタイプであった。

幼稚園の時と言ったのと同じく、僕は輪に入るのが苦手だ。

群れるのが嫌いなのである。

だから、どこにも属さない。


男女共平等に仲良くした。

女の子に囲まれて、おままごとで遊んだ事もあれば、

男の子と一緒に、毎日サッカー漬けになったりと

誰とでも、笑顔で仲良くできたのである。


そして小学校2年生になってから、半年が過ぎた頃・・・


転校生が二人やってきた。。。
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