〜題名の無い小説〜
恋と言えるのか、まだわからない歳だが、


確かにしょっちゅうその子を気にしていた。。。



彩香である。


帰り際、ぽっぺにちゅうされたのが原因だ。。



僕は照れ屋だということが、発覚した。


家に帰り、ママに今日あったこと、楽しかったこと、辛かったこと、
いつものように、全て話し、当時はやっていた、

スーパーファミコンのマリオやドンキーコングのゲームをして、

気がつくと、寝ていた。

仕事から帰ってきたパパにお風呂に呼ばれ、起こされ、一緒に入って、

パパにも、今日あったこと全てを、誇らしげに話した。


なぜか、パパはとっても嬉しそうな顔をしていた。



お風呂からあがり、着替えさせてもらって、

ママの作った、晩御飯を食べた。


とっても美味しかった。


僕「ママ、ごはんおいしーーー!!」

というと、


ママ「いっぱい食べな」

とにこやかに、返してくれる。

それを聞いていたパパが

とっても笑顔で一緒にご飯を食べている。


すごい幸せな家族だ。

僕は愛されている。


だがそこにはもう一人、野菜スープをママに飲ませてもらっている人物がいる。


妹だ。

一年前にちょうど、

僕がはじめてお兄ちゃんになったのだ。

僕が妹を守る。

そう決めて、
早一年がたったのだ。

家事や仕事で疲れている、

パパ



ママ

も幸せそう。

僕も幸せ。


妹はしょっちゅう泣く子だったが、

どこか、すごく幸せそうだ。



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