ペット溺愛中。
「何が」


白が俺の椅子に座り、くるくると回る。長めの髪がサラサラとなびく。薄い唇はニヤリと笑っていた。楽しんでいるようにしか見えない。



「タマが俺達のために人間になったって、信じてないの?」


「白は信じるのか?」


「まあね。かわいいし」


「···」


やっぱり。
こいつは白のタイプだと思った。肩にかかる栗色の髪。大きな瞳。小さな唇。華奢な体に大きな胸。
白のタイプど真ん中だ。



「僕も信じるよ」
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