ペット溺愛中。


空は陽が沈み始めていた。大分時間を潰してしまったらしい。



「恋愛対象じゃない」


そう亜由美に冷たく言い放ったのは、まだ他にもストックがあるからだ。

つまり、声をかければ抱ける女がいるってことだ。
もう亜由美には飽きていたから、ちょうどよかったのかもしれない。



亜由美は泣いてた。
ヒステリックに喚くと思ってた。

思った以上に俺に惚れてたらしい。


面倒になる前に切って正解だった。
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