ペット溺愛中。
「白兄ちゃん···」


翠の顔が赤い。
まずいと思ってるのだろうか。
ここはお兄ちゃんらしく大目に見てやろう。何たって翠はまだ中学生だ。そいてもう中学生だ。
セックスに興味あるのはしかたない。

「白!おかえり!」

「ただいま、タマ。翠、兄貴は?」

「し、知らない···」

「そう。サンキュな。タマの相手してくれて」

「あ···いや」

翠は気まずそうに鼻をかくと、タマに目配せしてから部屋をとぼとぼと出て行った。
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