ペット溺愛中。


「白、何して遊ぶの?」


俺の部屋に居場所を移すと、タマがベッドの上で跳びはねた。
バネが壊れないといいが。

「タマ、おいで」

素直に俺の前に座る。


「お手」

右手を出すと、タマは条件反射で左手を上に置く。
犬の頃に躾はしてもらっていたようだ。
本当に犬だったのかもな。
自分の考えに自分で笑いながら、おかわりもしてみた。
案の定タマは従順に従った。
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