ペット溺愛中。



洋服屋を出て、身を削る思いでファミレスに入った。タマが腹減ったと騒いだからだ。


「タマ、何食べたい?」

白がタマの横に座り、メニューを見せる。
タマは目を輝かせ、メニュー表を隅から隅までなめ回すように見ていた。


「これ!」

30分経ってタマが指差したのは、お子様ランチだった。
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