最期の奇跡。
「もういいわ。見つかったし。」
サバサバ系だな、この子は。
長年、女と遊んでると分かってくる。
改めて、俺最低だな。
「あぁっ!はじめまして。大樹と付き合っていて、叶多と親友の鈴原 里沙です。よろしくね!」
俺に話しかけていたらしい。
「あぁ、よろしく。」
「いえいえ~。」
そのあと、何故か俺に顔を近づけた。
そして耳元で、
「叶多のことでなんかあったらいつでも聞くよ。叶多の親友として。恋バナでもなんでも。」
「………………………ッッ!」
何を言い出すんだ、鈴原はっ!