胸の月


『みんなみんな、亜衣ばっかり…』


一番思っていた事が出てしまった…


『私の方が太姫のこと好きなのに』


鉄板、王道な台詞


『本当にごめん。』


走る汰希を追いかけることもできない。


もう、彼氏じゃない。
今までも汰希の中では高田栗の彼氏ではなかったっと思うと亜衣が許せなくなる。


向く矛先に戸惑う…


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