時を超えた愛~新選組と私~【完】

「莉世は…?」


「…え?」


「オレのこと、どう思ってる…?」


「えっと…あの…好き、です…」


原田さんは“ふっ”と笑った。


薄暗い部屋の中、原田さんの整った顔がとても綺麗であたしの心は、ずっと高鳴っていた。


そして原田さんの顔が近付いてきて唇を重ねてきた。


あたしの口を割って入ってくる。


「んっ……ぁ…」


我慢できず声が漏れた。


一度、顔が離れ


「怖くなったら言えよ?」


「……うん…」


そう答えると、また顔が近付いてきて唇が重なり、そのまま布団に倒された。

< 106 / 140 >

この作品をシェア

pagetop