時を超えた愛~新選組と私~【完】
「莉世は…?」
「…え?」
「オレのこと、どう思ってる…?」
「えっと…あの…好き、です…」
原田さんは“ふっ”と笑った。
薄暗い部屋の中、原田さんの整った顔がとても綺麗であたしの心は、ずっと高鳴っていた。
そして原田さんの顔が近付いてきて唇を重ねてきた。
あたしの口を割って入ってくる。
「んっ……ぁ…」
我慢できず声が漏れた。
一度、顔が離れ
「怖くなったら言えよ?」
「……うん…」
そう答えると、また顔が近付いてきて唇が重なり、そのまま布団に倒された。