時を超えた愛~新選組と私~【完】
「原田さん…あたしを好きになってくれて、ありがとう…。
未来でも…会えると、いいなっ」
「…オレが見つけてやるよ」
「ほんと…?見つけてくれる…?」
「あぁ。必ず迎えにいってやる」
「あたし…待ってていいの…?」
「あぁ。待ってろ」
「ずっと…待ってるね…?」
「あぁ。その間、オレ以外の男に抱かれんなよ?」
「………っ。は、原田さんもっ…」
「ん?」
「原田さんも…あたし以外の女の人…抱かないで、ね?」
「…ったりめーだろっ!!」
原田さんの顔が赤かった。
そして原田さんの顔が近付き
「莉世、好きだ…」
「あたしも好き…」
唇が重なると、莉世はそのまま意識を失った…。
「莉、世…?莉世!莉世ーーーっ!!!!」
原田の声が、莉世に届くことはなかった…。