時を超えた愛~新選組と私~【完】
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「……んっ。何か眩しい…」
あれ、あたし死んだはず…。
ゆっくり目を開けると見覚えのある光景が、そこにはあった。
それは、あたしが最初に土方さんと沖田さんに会った神社だった…。
だけど何かが違った。
「戻ってきた…?」
階段を降りてみる。
「…やっぱり」
あたしがいた日本だった。
携帯を鞄から取り出し見てみる。
「…うそっ…」
あたしが新撰組のみんなに会った日から一日も変わってなかった…。
「夢、だったんだ…」
悲しかった。
だけど…。
「これ、原田さんからもらった簪…」
髪に手をやると簪があった。
「…ふぇっ…」
あたしは一人泣き崩れた。