時を超えた愛~新選組と私~【完】

土方さん?が怒鳴り全員が黙った。


さすが鬼の副長…。


「あー、えっとー、先生方を紹介するぞっ」


気を取り直し理事長近藤さんが話しだす。


「莉世」


里美がコソッと話しかけてきた。


「ん?」


「桜木大学ってさカッコイイ先生が揃ってるんだって!」


「…そうなの?」


「知らなかったの!?」


「うん、だってそういうの目当てで決めたわけじゃないし…」


「えっ!?うそ!!ここの女の子って、ほとんどそれが目当てで入ってるって言っても、おかしくないんだよ?」


「そうなの…?でも、あたし男の人は…」


「莉世、男嫌いなの?」


「ううん、そうじゃないけど…」


「ほら、あのさっき怒鳴った先生だって素敵じゃん!?」


「う~ん…でも、あたしずっと思ってる人がいるから…」

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