時を超えた愛~新選組と私~【完】
3
夕飯をみんなで食べ、あたしは原田さんと原田さんの部屋に向かっていた。
途中までは永倉さんと平助くんも一緒だった。
「左之さん、こいつに手出すなよー?」
「おー、やっちゃえやっちゃえー!」
「ちょっ!新ぱっつぁん!何言ってんだよ!」
平助くんと永倉さんが二人で騒いでる。
しかもヤるとはヤらないとか…。
これから二人になるのに正直やめてほしい。
「莉世、ここだ」
原田が止まった。
「じゃ…じゃぁ永倉さん、平助くん、おやすみなさい!」
頭を下げると
「左之さんに何か、されそうになったら叫べよ!」
「左之に優しくしてもらえよー?」
二人は、そう言い残して自分たちの部屋に入っていった。
永倉さん、平助くん…。
原田さんは、そんなに手が早いんですか…。