時を超えた愛~新選組と私~【完】
「だから嫌じゃないよ。ただ…」
「ただ…?」
「原田さん、あたしのこと何とも思ってないのにあんなことできちゃうのが嫌だったの…」
「…ごめんな?」
“ごめんな”ってことは、あたしのこと何とも思ってないってことだよね…。
「あ、原田さん!あたし小腹すいちゃった!」
笑顔、笑顔。
「…ん?そっか、じゃぁうまい団子屋あるから食いに行っか?」
「うん!」
これでいいんだ。
原田さんの恋愛感情は、もう忘れよう。