時を超えた愛~新選組と私~【完】
そう心に決め原田さんと団子屋へ向かった。
「いらっしゃい」
「団子二つ頼むよ」
「はいはい、ちょっと待っててねぇ」
すごくキレイな女の人だった。
原田さんのタイプなのかな。
ちょっと原田さんの雰囲気が変わった気がした。
やっぱり胸がズキズキする…。
そんなことを考えていたら
「はい、どうぞ。原田さん今日はキレイな子連れてるね」
お姉さんが笑顔で話しかけてきた。
「そうだろ?ここの団子食わせてやりたくてさ」
「まぁ、嬉しいわぁ。名前聞いてもいい?」
あたしを見て聞いてきた。
「あ、はい。莉世です」
「莉世ちゃん!可愛い名前だわぁ!原田さん莉世ちゃんとは恋仲なの?」
…なんてタイミング。
「違います!」
すぐに否定した。