時を超えた愛~新選組と私~【完】
やっぱり平助くんを死なせたくない。
「それでオレは江戸に行って何するんだ?」
「あのね隊士募集に平助くんが先立って江戸に行くの」
「へぇ。でもそれが何で悩むことになるんだ?」
「うん…。平助くんが、そこである人物を入隊に勧誘するんだ。だけど、その人が原因で平助くんは新撰組を離脱するんだ」
「…え」
そりゃぁ、驚くよね。
「それで後に、その人物が近藤さんを暗殺しようと企んでることが分かって、その人が殺されるの。その時に平助くん。あなたも死んでしまうの…」
「…そっか。やっぱすっげぇ嬉しい!莉世が真剣に考えてくれてることがさ!」
「平助くん…」
「でも大丈夫だ!」
「え?」