時を超えた愛~新選組と私~【完】
「でも迷惑じゃないですか…?」
「全然!莉世ちゃん可愛いし大歓迎よ!」
「あ、ありがとうございます」
そう言って幸さんと歩き出そうとした時だった。
「こんな夜に女二人で何してるんだ。暇ならオレたちに付き合え」
三人の男に囲まれた。
「あなたたちに構っている暇は、ありません!そこを退いてください」
幸さんが、いつもより低い声で男達に言った。
「あ?貴様その口のきき方はなんだ!」
男が幸さんの腕を掴もうとした。
「だめっ!!」
あたしは、その男に飛びついた。
「なにをするっ!」
「幸さん!今のうちに逃げて!」
「でも!」
「いいから!早く!!」