時を超えた愛~新選組と私~【完】

「は、らださん…」


「誰だ、貴様。邪魔をしないでもらえるか」


「莉世から離れろ」


「あ?」


「離れろと言っている。聞こえなかったか?」


そこには優しい原田さんは、いなかった。


「おい、やれ!!」


一人の男が二人に指示をし原田さんに向かっていった。


「ウォォォォォオ!!」


だけど…。


“ズサッ…!!”


原田さんの槍が男の心臓を突き刺した。


「…なっ!?」


もう一人の男が焦って逃げ出そうとした。


……が。


「逃がさねぇよ」


“ズサッ…!!”


もう一人の男も原田の手によって殺された。

< 99 / 140 >

この作品をシェア

pagetop