他人格的適合者(タジンカクテキテキゴウシャ)『短編』
俺は何とか…気を取り直し、

真田を睨むと、

「俺が…殺人を犯したと、どうして…最初に、嘘をついた!」



真田はちらりと、茉莉を見てから、軽くため息をつくと、

「死ぬ程…愛してるという…メッセージらしい…」


「はあ?」


何もかもが…そう何もかもが、

俺の想像を越え…贖えないことを、

俺は仕方なく…覚悟した。


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