◉◉◉ 俺たちはキチガイじゃねぇ!◉◉◉
テルは峠に入るとスピードを上げた。

『 スカッとしねえな! 』

スピードはぐんぐん上がり120キロを越えカーブにさしかかる。

『キュルルルルバン!』

『バーストかよ』

車は回転しながらカーブを滑るようにライディングした。

正面から対向車が迫るが難なくよけ、崖すれすれの所で止まった。



『パパパパパパァ〜』



白のキャデラックから煽るようにクラクションが轟々鳴る。

テル(何だこの野郎!)

テル『くそボンボンが!』

テルは横浜ナンバーのキャデラックの後部座席に座る、いや、寝ているのか?

凄まじい視線を放つ何かが気になり、車から降りようとするが車は急発進し消えてしまった。



『スカッとしねーなー。』







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