◉◉◉ 俺たちはキチガイじゃねぇ!◉◉◉
テル『どうせクビだろ!』

店長『おい、どうせじゃなくて絶対な!』

テルはスピンした際、タイヤがバーストしたため、秋山を峠に呼びつけて修理を頼んでいた。
そしてあまりの不景気とやる気のなさにクビの宣告をうけていた。

店長『俺だって本当はいやなんだよ。こんな事言うの!つらいじゃんこういうの。』


テル『タイヤは?』


店長『あ、後ろ!』


テル『ネジしめて!』


店長『はい了解!・・・完了!!』


テル『じゃ、店長ありがと!また!』


店長『ちょ、まてよ。』


店長『はいこれ、誕生日プレゼント!』


店長は新聞広告のチラシをを何枚か渡した。

それはファストフード店のクーポン付きチラシとスーパーの激安特典付き広告だった。



店長『店長として何にもしてやれねえけど持ってけ。』

テル『は?ありがとな!秋山!』


実際のところ、秋山は店長ではない、ただの同じアルバイトの先輩だ。

このスタンドのバイトだってガソリン代と車の整備が無料ってのが、目的だったし

もはや、仕事とは言えなかった。

テル「お疲れさん!』
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