あたしにはみんなが必要なんだ。
あたしは今、親父の寝室の前にいるんだけど…、ここまで来るのに、5分もかかった。それに、さっき説明した地図にめっちゃ頼ったし。
親父、静かに寝たいからって、変なことに、寝室作るなよ。
コンコン……
返事無いし、爆睡中かよ?
まったくっ!叩き起こしてやる!
ガラッ!!!!!
ドスッ!!!
真「起きろ(殺気)」
父「ひぃ。ま、まし…ろ?なんでここに…」
真「今日から戻るから。じゃ」
父「えっ…ちょ、真白!梨花子にも、自分の口で言えよー」
真「わかってるよ」
ガラッ!
ハァ、よかった…。いつもだったら、抱きついてくるけど、急だったから来なかった。
よし。お母さんにも、会わなくちゃ。親父が行ってたし。
あっ、梨花子って言うのは、あたしのお母さん。ちなみに親父は浩司。
お母さんはリビングか、キッチンかな。
ここからは遠いけど、その二つは近いし、探そ。