あたしにはみんなが必要なんだ。
自習で何もやってないって…意味無いじゃん。
でも、担任が職員室になら、呼び出しても大丈夫だよね?
「じゃ、かーくん、担任呼んで」
「わかった~
ピンポンパンポン
え~2‐K担任の水野センセー、10秒以内に理事長室にこい。
間に合わなかったら、センセーの頭に、雷が落ちるヨ(笑)」
じゅー、きゅー、はーち、なーな、ろーく、ごーぉ、よーん、さーん、にーぃ、
バタバタバタバタ
いーち、ぜ、ガラッ!
「オイ!あの放送なんだよ!
センセーって、ちゃんと先生と言えよ!
あと10秒以内とか、職員室からここまで、どんだけ離れてると思ってんの!?
雷落ちるヨ(笑)って、怖いから!それを、さらっと言うなよ!
相変わらずだな!お前は!」
この声とマシンガントーク聞いたことあるよーな…。
「しゃべり過ぎだ。転校生が引いてるだろ。突っ込みより、自己紹介しろ、自己紹介」
いや、引いてないし。
あと、しらっとした顔で、センセーの突っ込み、流さないであげて。
「あ?ああ、2‐K 担任の水野奏ミズノカナデだ。ヨロシクな」
水野奏!?
「まさか、かーくんの代の副総長のカナカナ!?」
あたしは思わず顔を上げてカナカナ?の顔を確認した。
青色の髪が黒色になっただけで、
ふいんきも、顔立ちも変わってない…。
あ、ちなみに、かーくんは金髪が黒色になったんだよね。
「その名前で呼ぶな…って、真白!?
なんでここに!?」
あー、理由聞く?
「あたし前の学校で理事長殴って退学。他の学校の理事長はビビって入れてくれないし。
唯一あたしを入れてくれたのが、この学校だった訳」
みんなビビって入れてくれないんだよ!酷くない?
「真白らしいな。
で、なんで殴ったんだ?
真白、理由ないと人を殴らないだろ?」
よくわかってるね。
「理事長がさ、「はい。そこまで」
かーくん、あたしの言葉遮ったでしょ。
「かーくんどうなるか分かってるよね?」
「ヒッし、しかたないだろ。
もうすぐで3時間目始まるから。
ほら、奏と教室行ってこい」
え。もう3時間目始まるの!?
時間がたつの、速いね。
「ああ、真白、行くぞ」
「うん」
「真白~真白なら、いつでもきていいぞ~。と、言うか来てくれ~」
「うん。サボりたいときくるね」
「おお、いいぞ」
いいんだ(笑)
じゃ、遠慮なくこよう。
「じゃねぇ」
バタン