忘れられない
負けた事にも、

悔しくて。


私は、

真奈に泣き付き、

しばらく動いていなかった。


それを、

見つけた江口は

すぐに私のところにきた。



「泣くなよ〜!」


と言った。


松形(まつかた)と、

湯秋も来て。



「江口も、

泣いたくせに

米澤にそんな事

言えないだろー?」

と、松形が江口に言った。



「泣いてねーよ!!」


湯秋まで、

「泣いてたし!」

と言った。



「なっ、泣いてねぇえ!!」





そんな感じだった。

それから、表彰式が

終わった後も

また思い出し、

泣き始め、大変だった。


とにかく、涙が

止まらなかった。



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