忘れられない

今日、江口達

と遊ぶ場所は

勢和公園っていう

公園だ。



私はいつも

待ち合わせをしても、

ちょっと遅くて…。


今回も、

遅れてしまった私。


「米澤遅〜い!

マジ遅すぎ。」


とちょい怒り気味の江口。



「はい…すいません。」

と反省した声で言う。



「まぁ…今日は許す。」


江口が今日は

甘いわ…

いつもだと、

罰ゲーム

やらされたのに。

缶けりの鬼になるとか…。

まぁ、良いか!



そんな事も気にせずに

私たちは遊びまくった。


この時の私は、

江口の事を別に

どうも想っていなかった。


“ただの友達”

そんな存在でしかなかったんだ。



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