忘れられない
それから、由菜美ちゃんも

来て、遊んだ。


少しすると、江口が

「移動しない?」

と、問いかけた。

私が

「何処に?なんで?」

と質問すると、江口は

すぐにこう答えた。

「みんな、俺についてこい!」


すると、江口は

自転車に乗り込み

こぎ始めた。


「ま、待ってよ!」

「待てよ!江口」

「先行ったね」

と、私

岩瀬

由菜美ちゃんと

続けて言いながらも、

江口を追いかけていった。





ついて行くと、

そこは、江口の家だった。


私は考えずに

言葉が先にでた。

「なんだぁ~、江口家(えぐちんち)じゃん!」

「なんだとか、ひどくね?」

「あ、ごめん。ごめん。」






カチャ・・・







え…本当に入っちゃう訳??



岩瀬が江口の次に入った。


私と、由菜美ちゃんは

玄関の前で

戸惑っているまま。


それを見た、江口が

「何?入らないなら、

閉めるよ??」


私はあせって、

「あ~!いやいや!!

入らせてもらいますッ!!」

「最後の奴閉めろよ~!」

「お邪魔しま~す!」





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