忘れられない

でも、違和感は

感じていた。


変な風に思われて

しまうじゃないか?


男だけが良いとか

思われちゃうじゃないか?


残ったら、

悪いかな…。







でも、

江口だけは

ちゃんと相手を

してくれていた。


「寂しい?」


「うん……」


「大丈夫だって!

俺だって、

前にそういう事

あったじゃん。」


「あ…あの時ね…

でも、

あれは公園だったじゃん」


「変わんねーって。

しょうがない! な?」


「……ハァ……」


江口、

ありがとう。


本当に

ありがとう。


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