忘れられない


不安気な瞳から、

ポタリと涙が流れ落ちる。



そんな時だった。






~♪~♪~♪


《江口》





「え…江口だ…」



私は、そう一言だけ呟くと、

顔を手で覆った。



ワンワンと子供のように

泣き喚いた。



まだ…

まだ結果は見ていないけど。


なんだか、

わかる気がして…。


見るのが怖くて…

真実を知るのが怖くて…

現実を受け止めるのが恐くて…








< 158 / 216 >

この作品をシェア

pagetop