忘れられない
家に帰り、
まだ誰も帰ってきていなかった。
私は、自分の部屋に行き、
床にしゃがみ込んだ。
何故か、また涙が溢れ出たんだ。
『恋の終わり』という意味の涙だった。
「ぅわぁぁぁああああ!!!!!!!」
そう、泣き叫んだ。
スッキリするために。
「うっ…うっ…ック…ヒック」
その日、私は泣きつづけた。
わかっていても、悲しい。
苦しい。
どうしようもない気持ちに、
負けていて、何もできない。