忘れられない
私は、それを手にとって
折ってあったのを開いた。
[よせがき]
そこには、
懐かしい字や名前が刻んであったのだ。
この字の形、
宮森だ…。
これは、弧成…。
絵まで書いてる…
岩瀬だ…。
はは…雪音らしい。
本当、真奈とはおばさんみたいに
しゃべったね…。
妃貴ちゃんとは、
あんまり遊ばなかったね。
私だって、最後になってから
追田と席が3連で隣になったのは吃驚したよ。
だから、大仏じゃないって…!
バカ猿っ…。
大仏パワーでもないって…!
アンタだって、小仏っ…。