忘れられない
のぼり、おり、


のぼり、おり、





「ゴール!

えっと、タイムは…」


「おっ…俺、

はぁ…はぁ…

速かったよっ…」


「10秒11だよ!

江口こした!!」




江口負けちゃった…


「マジかよ〜

弧成に

抜かされたあ〜!!!」


言いながら、

地面にしゃがみ

頭をガシャガシャ

かいた。


「ドンマイ!

江口チビだもん。

弧成身長高いから、

足の長さの差

とかも

あったんじゃない?」



「うおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

叫びながら、

公園の周りを

走り出した。



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