忘れられない


私は、思わず

江口を叩いた。


「なっ、

何言ってんの!!

そんな事

ある訳ないでしょ!!」



「イテッ…

コイツ、

照れ隠ししてる

けど、

マジでしたんだよ!」

江口は笑いながら、

言ってたけど

ほんの一瞬、

小さな一瞬だけど

悲しい顔を

浮かべていた。




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