キアギス 続
「貴様が紗月だな。逮捕する」
「ちょっと待てッ!!」
神々しい光と共に神様が舞い降りた。
「紗月。これを授けよう」
神様が差し出したのは片方だけのグローブだった。
手のこうには黄色の珠が付いていた。
「唱えずとも魔法が使える。これで敵を薙ぎ倒せ。それと、これは柚の分だ」
柚のは青色の珠が付いていた。
「ありがとうっ!!カミさん♪」
「コラッ!!カミさんでは無く神様と呼べ。カミさんでは女将さんみたいではないか!!」
「神様って女だったのッ!!」
「そんな訳あるかっ!!」
敵は呆然 紗月は大笑い 神様は立場が無かった。
「そ、それじゃ、頑張りたまえ!!」
半ば逃げて行った。
「………」
辺りはまだ静寂に包まれていた。
神様は唱えずに魔法が使えると言って置いて行ったグローブ。
使ってみるか…
俺はとりあえず害の無いよう、兵士達の上に雨を降らせた。
「うわっ!!なんだ!?」
「オイッ!貴様今魔法を使っただろ」
「いいえ、使ってませんよ?」
俺はとぼけてみた。
「お前以外誰がいるんだ!!」
「か・み・さ・ま♪」
俺の発言に苛立ち始めた兵士達。
「貴様、取っ捕まえてやる!!」
「野蛮だな…」
そう言いながら魔法を使った。
今度は、幻覚を見せてやろう。
洪水の幻覚だ。
兵士達は慌て始めた。
「こっ…洪水だ!!ドアから来てる。塞ぐんだ!!」
兵士達は服を脱ぎ隙間に詰めた。
水なんて入って来てないのに…♪
「さて、柚達は何処だろう?」
柚達が行った道を辿る訳には行かない。
ドアが開いていたら全員の危機に繋がる。
暫く辺りを見回すと棚の中に一枚の紙が入っているのに気が付いた。
俺はそれを取り出した。
「…月無し、星無、光照る、太陽の元、我を誘え…」
読み上げたその瞬間、足元に魔法陣が現れた。
「しまった…」
これは呪布だ…。
読み上げるとその通りになる。
誘えって事は何処かに飛ぶのだろうが、一体何処へ!?
そして、部屋から紗月が消えた。
「ちょっと待てッ!!」
神々しい光と共に神様が舞い降りた。
「紗月。これを授けよう」
神様が差し出したのは片方だけのグローブだった。
手のこうには黄色の珠が付いていた。
「唱えずとも魔法が使える。これで敵を薙ぎ倒せ。それと、これは柚の分だ」
柚のは青色の珠が付いていた。
「ありがとうっ!!カミさん♪」
「コラッ!!カミさんでは無く神様と呼べ。カミさんでは女将さんみたいではないか!!」
「神様って女だったのッ!!」
「そんな訳あるかっ!!」
敵は呆然 紗月は大笑い 神様は立場が無かった。
「そ、それじゃ、頑張りたまえ!!」
半ば逃げて行った。
「………」
辺りはまだ静寂に包まれていた。
神様は唱えずに魔法が使えると言って置いて行ったグローブ。
使ってみるか…
俺はとりあえず害の無いよう、兵士達の上に雨を降らせた。
「うわっ!!なんだ!?」
「オイッ!貴様今魔法を使っただろ」
「いいえ、使ってませんよ?」
俺はとぼけてみた。
「お前以外誰がいるんだ!!」
「か・み・さ・ま♪」
俺の発言に苛立ち始めた兵士達。
「貴様、取っ捕まえてやる!!」
「野蛮だな…」
そう言いながら魔法を使った。
今度は、幻覚を見せてやろう。
洪水の幻覚だ。
兵士達は慌て始めた。
「こっ…洪水だ!!ドアから来てる。塞ぐんだ!!」
兵士達は服を脱ぎ隙間に詰めた。
水なんて入って来てないのに…♪
「さて、柚達は何処だろう?」
柚達が行った道を辿る訳には行かない。
ドアが開いていたら全員の危機に繋がる。
暫く辺りを見回すと棚の中に一枚の紙が入っているのに気が付いた。
俺はそれを取り出した。
「…月無し、星無、光照る、太陽の元、我を誘え…」
読み上げたその瞬間、足元に魔法陣が現れた。
「しまった…」
これは呪布だ…。
読み上げるとその通りになる。
誘えって事は何処かに飛ぶのだろうが、一体何処へ!?
そして、部屋から紗月が消えた。