キアギス 続
「『子が生まれ、大人になり、親となる。命のサイクルは止まらず、このサイクルから、外れる者はいない。地獄も天国も、必ずサイクルがある。だから、恐れないで、安らかなる永遠の眠りを。この世で生を受けた事を、後悔しないで。静かな眠りへ導け。消えゆく命、生まれない命、永遠の神。全ては我々の為に。我々の犯した罪を許したまえ。神よ。罪深き我々を許したまえ。お守り下さい、我々がこれ以上罪を重ねないように。我々を、救い護りたまえ、大いなる神よ!!』」
柚は言い終わったのと同時に王の後ろに回った。
そして、拝むように手を合わせ、その片手を背中に当てた。
「『アーメン』天の裁きをその身に受けろ」
王はそのまま倒れていった。
「その身体に魂は無い。さぁ、逃げ回れ。斬るぞ」
柚は納めてあった剣を抜いた。
「ん?あそこのって日本刀か?拝借しよう」
柚が手に取ったのは身長と同じくらいの長い日本刀だった。
「これは良い♪振り抜き易さ、軽さ、切れ味。最高だ。この刀に名前はあるのか?」
「龍緋刀(りゅうひとう)です。…その刀はこの地が大飢饉の時、残党達が襲いに来でどうしようもない時、助けて下さった救世主の刀なのです。お願いします。それだけは残しといてください!!」
側近の一人がひざまづいていった。
「嫌だね。此処に置いといても人っ子一人残らないよ?宝の持ち腐れじゃない?」
「あ…貴方には情けと言うものは無いんですか!?」
「無いよ。悪魔にそんなの求めちゃダメだよ♪じゃあね」
柚は刀を振り下ろした。
ガキンッ…
「諦めねぇぞ…。王が死んだ今、民の心の支えはその刀になる。渡さない」
側近の一人が剣で刀を受け止めて言った。
「そうだな。剣を貸してくれチョウコ」
「はい。こんな悪魔、ぶっ倒して下さいヒョウショウさん」
ヒョウショウとやらはチョウコから剣を受け取った。
「私は実力なら一番の帯刀護衛兵だ。剣は折れてしまったんだが…」
「魔法は使えんのか?」
「使えん」
ヒョウショウはきっぱり言った。
「そうか、じゃあ、剣術だけで勝ってやるよ。お前の得意分野で打ちのめしてやる」
俺がそう言うと…
「おもしれぇ奴♪楽しくやろう」
笑って返した。
柚は言い終わったのと同時に王の後ろに回った。
そして、拝むように手を合わせ、その片手を背中に当てた。
「『アーメン』天の裁きをその身に受けろ」
王はそのまま倒れていった。
「その身体に魂は無い。さぁ、逃げ回れ。斬るぞ」
柚は納めてあった剣を抜いた。
「ん?あそこのって日本刀か?拝借しよう」
柚が手に取ったのは身長と同じくらいの長い日本刀だった。
「これは良い♪振り抜き易さ、軽さ、切れ味。最高だ。この刀に名前はあるのか?」
「龍緋刀(りゅうひとう)です。…その刀はこの地が大飢饉の時、残党達が襲いに来でどうしようもない時、助けて下さった救世主の刀なのです。お願いします。それだけは残しといてください!!」
側近の一人がひざまづいていった。
「嫌だね。此処に置いといても人っ子一人残らないよ?宝の持ち腐れじゃない?」
「あ…貴方には情けと言うものは無いんですか!?」
「無いよ。悪魔にそんなの求めちゃダメだよ♪じゃあね」
柚は刀を振り下ろした。
ガキンッ…
「諦めねぇぞ…。王が死んだ今、民の心の支えはその刀になる。渡さない」
側近の一人が剣で刀を受け止めて言った。
「そうだな。剣を貸してくれチョウコ」
「はい。こんな悪魔、ぶっ倒して下さいヒョウショウさん」
ヒョウショウとやらはチョウコから剣を受け取った。
「私は実力なら一番の帯刀護衛兵だ。剣は折れてしまったんだが…」
「魔法は使えんのか?」
「使えん」
ヒョウショウはきっぱり言った。
「そうか、じゃあ、剣術だけで勝ってやるよ。お前の得意分野で打ちのめしてやる」
俺がそう言うと…
「おもしれぇ奴♪楽しくやろう」
笑って返した。