キアギス 続
「私の本名知ってたんだ。そうよ、私はキカ・タクティス、神の子だよ」
「どうして堕天使になった?」
「タクティスが大嫌いだからよ!!あいつ、私に何もさせてくれなかった。神の仕事は何か、それを聞いた時でさえタクティスは何も答えてはくれなかった」
アイカスは一息入れ続けた。
「空虚な私には怒りと憎しみしか無くなった。天使の最高峰である神の子が憎悪しかない。そんな、惨めな事はなかった。だから、堕天使になる為に私は天界で禁忌とされる、人殺しをした。それが、貴方達が旅立った3日前よ」
「そして、タクティスは魔王である俺に勝負を挑んで来た。そして…俺は罠にはまり、生け捕りにされ、紗月と兄弟の誓いをさせられた。暇つぶしに打ってつけだと思ったが、タクティスからあんたの事を聞いた。その時思った。あんたを仲間に出来たらタクティスに復讐出来るんじゃないかって」
「私も思ったわ。柚を仲間に出来たら世界を作り替える事が出来るんじゃないかって」
二人はニコッと笑った。
「世界は守る」
「こんな世界、壊せてやる」
と、その時、神様が降りて来た。
「待て。アイカス、柚」
「タクティス…。私をアイカスって呼ぶな!!」
「邪魔すんな」
二人は神に向かって言った。
「『いにしえに封じられし魔術を復活させよ。復活されし魔術を使い古代の魔法を開放しろ。古代から伝わる最高魔法よ。我が命をかけて発動せよ。名はダーテ。対象は世界。破壊せよ。全てを打ち砕き新たな世界を再生しろ、ブラック・ワールド』」
「『いにしえに封じられし魔術を復活させよ。復活されし魔術を使い古代の魔法を開放しろ。古代から伝わる最高魔法よ。我が命をかけて発動せよ。名は柚。対象はダーテ。無効にしろ。魔法を抹消し再度封印しろ。ライト・ワールド』」
ほぼ同時に発動した。
「兄さん。それと、お前達。魔力、分けてくれる?」
「任しとけ」
百一人の魔力が柚に注がれた。
「グッ…ガァ…アァ…」
柚の姿がどんどん変わっていく。
肌の色も…髪の長さも…骨格も…全て。
そして、醜い悪魔の姿になった。
「どうして堕天使になった?」
「タクティスが大嫌いだからよ!!あいつ、私に何もさせてくれなかった。神の仕事は何か、それを聞いた時でさえタクティスは何も答えてはくれなかった」
アイカスは一息入れ続けた。
「空虚な私には怒りと憎しみしか無くなった。天使の最高峰である神の子が憎悪しかない。そんな、惨めな事はなかった。だから、堕天使になる為に私は天界で禁忌とされる、人殺しをした。それが、貴方達が旅立った3日前よ」
「そして、タクティスは魔王である俺に勝負を挑んで来た。そして…俺は罠にはまり、生け捕りにされ、紗月と兄弟の誓いをさせられた。暇つぶしに打ってつけだと思ったが、タクティスからあんたの事を聞いた。その時思った。あんたを仲間に出来たらタクティスに復讐出来るんじゃないかって」
「私も思ったわ。柚を仲間に出来たら世界を作り替える事が出来るんじゃないかって」
二人はニコッと笑った。
「世界は守る」
「こんな世界、壊せてやる」
と、その時、神様が降りて来た。
「待て。アイカス、柚」
「タクティス…。私をアイカスって呼ぶな!!」
「邪魔すんな」
二人は神に向かって言った。
「『いにしえに封じられし魔術を復活させよ。復活されし魔術を使い古代の魔法を開放しろ。古代から伝わる最高魔法よ。我が命をかけて発動せよ。名はダーテ。対象は世界。破壊せよ。全てを打ち砕き新たな世界を再生しろ、ブラック・ワールド』」
「『いにしえに封じられし魔術を復活させよ。復活されし魔術を使い古代の魔法を開放しろ。古代から伝わる最高魔法よ。我が命をかけて発動せよ。名は柚。対象はダーテ。無効にしろ。魔法を抹消し再度封印しろ。ライト・ワールド』」
ほぼ同時に発動した。
「兄さん。それと、お前達。魔力、分けてくれる?」
「任しとけ」
百一人の魔力が柚に注がれた。
「グッ…ガァ…アァ…」
柚の姿がどんどん変わっていく。
肌の色も…髪の長さも…骨格も…全て。
そして、醜い悪魔の姿になった。