【短編】幼馴染達のとある1日
【後日談】
「カズヤー」
「何?」
「お前さ、最近お前が盗撮された画像出回ってんの知ってる?」
「あー風呂上りのやつ?」
「そう、それ!
何?知ってた?」
「知ってたも何も、俺が撮ったやつだし」
ある日の放課後。
いつものようにみーを待つため下足箱の前で立っていたら、クラスの一人が話しかけてきた。
すると、もう一人も話を聞いていたらしく会話に加わってくる。
「あー俺、お前の幼馴染の子とツーショットの写真見たわ」
「え、まじで。
じゃあ俺もその写真欲しいわ」
幼馴染の話が出ると、テンションが上がるクラスメイトに足蹴をやる。
「うっせ」
「うわ、カズヤ怒んなよー」
「怒ってねえ」
「いやいや、でも俺あのツーショット見たけどさ…どう見てもあれ幼馴染に見えなかったぞ。」
「?
どういうこと?」
「丸っきり恋人同士みたいだった。」